
この記事は以下のような疑問をお持ちの方にお勧めです。
- 長距離線をプレエコで予約したいけど、実際快適?
- エコノミーとは何が違うの?
- キャセイのプレエコでは具体的にどんなサービスを受けることができる?
- 他社と比べてキャセイはどう?後悔しない判断をしたい!
少し豪華なサービスが受けれるとして人気なプレミアムエコノミー、その真価が特に発揮されるのが、フライト時間が10時間を超えるような「長距離線」です。
ゆったりとした座席で過ごす10時間は、エコノミークラスで過ごす10時間と比べて、疲れ具合が全く違うのは想像しやすいでしょう。
一方で、あまり調べずにプレミアムエコノミーのチケットを購入してしまうと、後になって「機内食はエコノミーと同じ」「座席もそこまで大きな違いない」それなのに「チケットの値段は2倍もする」なんてことにもなりかねません。
そこで今回は私がキャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミーを利用してマドリードから香港まで実際に移動した搭乗記をお届けします。
この記事を見ていただくことで、納得感を持ってチケットを購入していただけますので、ぜひ最後までご覧ください。
フライト情報
- キャセイパシフィック航空
- 飛行時間:12時間半
- マドリード→香港
- プレミアムエコノミークラス
- 相場約25〜30万円
キャセイの長距離線プレエコ基本情報、エコノミーと何が違う?
多くの航空会社がプレミアムエコノミーを提供している中、キャセイのプレミアムエコノミーはエコノミーと具体的に何が違うのでしょうか。
結論、以下の通りです。
- チェックインカウンター:専用レーン
- 搭乗の順番:ビジネスクラスの後、エコノミーの前
- 座席:配列2-4-2(エコノミーは3-3-3でプレエコの方が1席分少なくゆったり)
- アメニティキット
- 機内食:陶器で提供、クオリティも高い
座席の比較を見てみると、以下の通り。


左側はプレミアムエコノミー、右側がエコノミー。こう見るとエコノミーでもかなりゆとりあるように見えますね。

ヘッドホンに関しても、ビジネスクラスのものと同じものが提供されました。

音質はよく、遮音性もバッチリでした。
【搭乗レビュー】実際にキャセイの長距離線に乗ってみた
結論、12時間半というロングフライトにも関わらず、とても快適に過ごすことができました。
理由はやはり座席でしょう。
- 足元広々
- 深いリクライニング
- 座席配列
それぞれ解説します。
プレエコ座席の魅力1:足元広々

やはり足元が広々している座席というのは魅力的でしょう。
プレエコ座席の魅力2:深いリクライニング

キャセイのプレミアムエコノミーの座席はリクライニングを深く倒すことが可能です。
やはりフルフラットにはなりませんが、かなりの位置まで倒すことができます。

私はこの座席の背を倒した状態と、座席下部にあるレッグレストを併用することで、かなり質の高い睡眠をとることができました。

座席横についているボタンで操作します。電動ではないので、自重を利用しなければ倒れません。
プレエコ座席の魅力3:座席配列

今回乗ったキャセイのA350ですが、プレミアムエコノミーの座席配列は2-4-2。一方でエコノミーは3-3-3の配列。一列に座席一つ分少ないのです。

もしあなたがパートナーと旅行するなら窓側がオススメです。
壁側は2席しかなく、他の人に邪魔されることがないからです。

実際、私は友人と一緒に旅行をして、壁側2席を取りました。結果、他の人の目を気にせずフライトを楽しむことができました。
座席まではスムーズでストレスフリーな移動

プレミアムエコノミーを予約すると、搭乗時プレミアムエコノミーのレーンを使用して優先的に搭乗することが可能です。

元々私は後の方に搭乗することが多かったのですが、優先搭乗をしたおかげで上の棚を広々使えてよかったです。
いざ搭乗!まずはウェルカムドリンク
搭乗したらウェルカムドリンクと温かいタオルが配られました。
このサービスは成田→香港で乗った時はなかったので、長距離線限定だと思われます。

ウェルカムドリンクがあると、もてなされていることが実感できて嬉しかったです。
毛布、メニュー、水、アメニティキットが置いてあったよ

ちなみに座席には予め色々準備されていました。
座席にあったのは以下の通り。
- 枕
- 毛布
- メニューカード
- アメニティキット
- ペットボトルの水
- ヘッドホン
これも成田発のプレエコ座席にはなかったもの。
アメニティキットの中身
アメニティキットの中身はこんな感じ。写真は忘れました。すみません。
- アイマスク
- 歯ブラシ
- 靴下
- 耳栓
特定ブランドのものではなかったと思います。
メニューカードはドリンクも
メニューカードは英語と中国語で書かれていました。
メニューの他にもドリンクの種類まで記載がありました。
プレエコの豪華な機内食(1回目)

メインコースが豪華になるのに加えて、ガーリックブレッドがついてきました。
エコノミーと差別化されており、特に長距離線の場合はさらに豪華になっている印象。(チキンを選択)
そして器が陶器製なのもポイント。
JALやANAなどでもプレミアムエコノミーの座席はあります。しかし、機内食は通常エコノミーと同じです。(日系プレエコだとスナックが豪華になるくらい)

おそらくマドリードで作られた機内食を積んでいます。味はどれも美味しかったです。
夜食・スナック
1回目の機内食と2回目の機内食の間にスナックをいただきました。
仕方ないので、カップヌードルをいただきました。機内で食べるカップ麺ってなんでこんな美味しいんですかね。
プレエコの豪華な機内食(2回目)

2回目の機内食の時間がやってきました。時間的には朝ごはんです。
野菜オムレツを選択しました。こちらも温かいパンがついてきました。もちろん美味しかったです。
2回目は少し小さめのトレイで提供されました。
プレエコのトイレ、A350はエコノミーと一緒

私が乗ったプレミアムエコノミーはA350という機材。
A350のプレミアムエコノミーはトイレが後方にあり、エコノミーのお客さんと共同で使用しました。
ビジネスクラスだとビジネスクラスの乗客専用トイレとかあるんですけどね。プレエコはありませんでした。

プレミアムエコノミーの場合は、ご飯が配られるのがエコノミークラスよりも早いので、食事後にお手洗いに行く時もそこまで混んでいませんでした。
プレミアムエコノミーに乗って分かったこと
エコノミーとプレミアムエコノミーはよく比較されます。
私が実際に両方乗って感じたことは以下の通りです。
- 睡眠の質が異なる
- コスパとしてはまあまあ
プレエコ座席を利用すると睡眠の質が違うことに気づく
長距離線をプレミアムエコノミークラスですると、エコノミーと比べて睡眠の質が圧倒的に違うと気が付きました。
長距離線をエコノミークラスで利用すると、どうしても「あまり寝れなかったな」という感覚があります。また、寝ても寝てもすぐ起きてしまい、時間の進みが異常に遅いなんてこともあったります。

プレエコだと、「しっかり寝たなあ」という実感を持てました。実際、気がついたら何時間も寝ていたという場面が何回もありました。
価格に見合っているかと言われると微妙

キャセイパシフィックのプレミアムエコノミーはコスパ面で見ればそこまで良い方ではないでしょう。
上の画像からも分かるとおり、エコノミーチケットの約2倍の料金がかかってしまうからです。

私の感覚としては「ちょっと割高かな」という印象を受けました。
アップグレード可能なエコノミークラスのチケットを購入して、マイルでアップグレードする方法が一番安くすみそうです。
キャセイはエコノミーでもある程度は快適なので、若い人とかで「多少快適性を損なっても問題ない」っていう人はエコノミーでもいいかもしれません。
キャセイのプレエコで快適な空の旅を!
キャセイパシフィックのプレミアムエコノミーは価格は多少するものの、特に長距離路線で真価を発揮するクラスだと感じました。
というのも、長距離線にしかないサービスがあり、エコノミークラスよりも少し豪華な体験を得ることができるからです。
- アメニティキット
- クオリティの高いブランケット
これらは、長距離線のプレミアムエコノミークラスでしか提供されません。
またエコノミーと比べて座席自体も広く、睡眠の質にも差が出ていると感じました。
キャセイのプレエコは多くの路線で取り入れられていますので、もし検討されている方がいたら一度くらいは乗ってみても良いのでは?
この記事があなたの旅行の一助になれば幸いです。
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