前回、フランスのパリから香港までキャセイパシフィックのビジネスクラスを利用しました。

この記事は以下の人にオススメです。
- 長距離を快適に移動するためにビジネスクラスを検討している
- キャセイのビジネスクラスは値段に見合っているのか
- 航空券が高額なので失敗したくない
- 実際にキャセイのビジネスに乗った人の話を聞いてみたい
飛行機での長距離移動は誰にとっても苦痛なもの。せっかくならビジネスクラスに乗って快適に長距離を移動したいと考えるのも普通でしょう。
一方、各航空会社によって値段やサービスは大きく異なっています。
そのため、自分のニーズを理解しないままビジネスクラスに乗ると、欲しいサービスが提供されず「お金を無駄にした!」と感じるはめになってしまいます。
この記事では、私が実際にキャセイパシフィックのビジネスクラスに乗ってヨーロッパのパリから香港まで移動した際の搭乗記です。
この記事を読んでいただければ、実際のサービスや機内の雰囲気がわかり、納得感を持って航空券を購入できるようになり失敗を避けることができます。
キャセイビジネスクラス(パリ→香港)の基本情報
今回私が利用したのはキャセイのフライトの基本情報についてお伝えします。それが以下の通り。
- フライト:CX260 パリ→香港
- 機材:A350-900
- 出発時間:12:05
- 到着時間:翌日06:15
- 飛行時間:約12時間
- お客さん:7割くらい?

A350はキャセイの機材では新しい方で機内も綺麗でした。
実際にパリ→香港でキャセイのビジネスクラスを利用してみた

結論、12時間の飛行時間があっという間に感じるくらいとても快適なフライトでした。
実は今回のフライトはかなりラッキーでした。というのも、お客さんもそこまで多くなく非常にリラックスした雰囲気だったからです。
ではここからは実際に流れに沿ってレポートしていきます。
キャセイのビジネスクラスカウンターでチェックイン
ではまずパリのシャルル・ド・ゴール空港に向かいます。

ビジネスクラスに乗る方は、この専用レーンを利用することができます。

私はカウンターオープン前に行ったのでエコノミーも人が全然いませんでしたが、エコノミーレーンが人で溢れている場合は、このビジネス専用レーンの恩恵を感じれるでしょう。

搭乗券を発券してもらいました。預ける荷物がないのにわざわざカウンターによって発券してもらったのには理由があります。

実はシャルル・ド・ゴール空港では保安検査へ入る際、ビジネスクラスの乗客向けにファーストトラックが設けられています。
上記画像のロゴが搭乗券にも印字されています。

とはいえ私が通る際はまだ朝早かったので、通常レーンも混んでいませんでした。空港が混み始める午後とかには威力を発揮しそうです。
出国してラウンジへ
特に混んでいるわけでもありませんでしたが、あえてビジネスクラスレーンを使って保安検査を受け出国します。
そのあとはラウンジに向かいます。キャセイのビジネスクラスに乗る方は空港でのラウンジが利用できます。
現在利用可能なのは、以下の二つのラウンジとのこと。
- エクスタイムラウンジ
- カタール航空プレミアムラウンジ
キャセイラウンジ早く再開して欲しいですね。
【余談】エコノミークラスでも空港ラウンジを利用する方法
空港ラウンジと聞くと「ビジネスクラスの乗客や航空会社の上級会員だけのものだ」と思ってしまいがちですが、ある方法を使うと誰でも簡単に空港ラウンジにアクセスできます。
それは「楽天プレミアムカード」を発行し、附帯のPriority Passで入る方法です。
年会費は11,000円かかってしまいますが、全世界1,700箇所以上のラウンジに年5回まで利用することができます。


私も利用していますが、フライト前の時間をいかに有意義に使うかで旅の満足度は大きく異なってくると実感しています。
旅行にはもちろん最適なのですが、同時に楽天ポイントも貯まるので一石二鳥。旅行にも日常使いにも優れたカードです。
>>詳しくは下記リンクよりどうぞ。

キャセイのビジネスクラスにいざ搭乗|座席・アメニティ紹介
ラウンジで過ごすのもほどほどに、私は結局お買い物のために出てきてしまいました。パリの空港はいろんな有名ブランドが免税で買えるので嬉しいですね。
ショッピングも終えたら、そろそろ搭乗口に向かいます。
今回はゲート34でした。歩いて10分〜15分くらいだったと思います。若干歩きました。

私が着いた時には人は少なかったですが、通常ビジネスクラスの方はビジネスクラス専用レーンから搭乗できます。当然、キャセイ上級会員・ワンワールド上級会員も同じです。

搭乗しました。座席は今では主流のヘリンボーン式のビジネスクラス。
座席が若干斜めを向いており、全席通路に直接出ることができる座席です。


座席にはあらかじめメニューとアメニティキットが置いてありました。メニューはドリンクとダイニングの2部ありました。
ヘッドフォンはブランドが分かりませんが、遮音性がかなり高い良いもの。

アメニティキットの内容物はこんな感じ。
- アイマスク
- 耳栓
- 歯磨きセット
- マウスウォッシュ
- 枕に吹き付ける香水
- ローション
- クーリングボディジェル

アメニティのポーチはそこまで大きくないけどかっこいいので、私は充電ケーブルとかの入れ物にしています。

座席横にはリモコンと座席調節機能のボタンがあります。
当然、この座席はフルフラットになります。

座席の奥行きはこんな感じ。足が奥まで届きません。
奥に置いてあるのはシーツや掛け布団などのベッド寝具です。

右側には物を入れて置けるコンパートメントがありました。物を一つの場所にまとめて置けるので意外と便利ですね。
キャセイビジネスクラスの機内食・機内サービスは

離陸したら早速機内サービスが始まりました。

テーブルクロスが敷かれて飲み物とお通し?のようなものが出てきました。ハムのようなものだったと思います。

しばらくして前菜がやってきました。エビのサラダとパン。

メインは洋食の羊肉のフィレにしました。
臭みもなく食べやすかったです。

メインコースも食べ終わってお皿も回収してもらったら、デザートの時間です。
デザートはワゴンで運ばれてそこから選ぶスタイル。
私はチーズ・フルーツ・アイスを欲張って注文しました。

デザートも食べ終わった後にコーヒーを頂き一服していたところに「チョコレートいかがですか」と言われたので、「ぜひ!」ということで頂きました。

しっかりとしたコース料理で全て美味しくいただくことができました。
ビジネスクラスで間食を頼んでみた
キャセイのビジネスクラスでは間食としてラーメンかハンバーガーを注文することができます。

私も実際に注文してみました。これはBBQポークが乗った麺です。優しい味がして間食にピッタリでした。

正直最初の機内食でもかなり量が出されたのでそこまで食べる必要なかったのですが、せっかくなので頂きました。
キャセイビジネスクラスの朝ごはん
着陸の数時間前になると朝食のサービスが開始されました。

選んだのはお粥と焼きそば?のような中華風朝ごはん。
生姜がお粥のアクセントになって美味しかったです。

温かいマフィンもいただきました。中にチョコが入っていて美味しかったですがカロリーがすごそうですね。

実際に記入するのでペンなどがあると便利です。無ければ貸してくれると思います。
あっという間に香港に到着

約12時間のフライトでしたが、非常に快適だったのであっという間に時間が過ぎていき気づいたら香港に到着していました。
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このまま乗り継ぎがある方はTransferの方にいき、香港に入国する方はImmigrationの方に向かいましょう。
香港空港の乗り継ぎに関して解説した記事もありますので合わせてご覧ください。
まとめ|フライトはどうだった?どんな人にオススメ?注意点は?
約12時間のフライトを終えましたが、当然ながらビジネスクラスとエコノミークラスでは疲労感が全然違うと感じました。
やはりビジネスクラスでは座席をフルフラットにできる分、高い質の睡眠をとることができました。
また今回のフライトは乗客が7割程度で空席も多く落ち着いた雰囲気だったのも関係しているかもしれません。

実際私の隣も誰もいなかったので気兼ねなく歩き回ったりストレッチすることができました。
今回のフライトの経験から以下のような方にはキャセイのビジネスクラスはオススメできると感じました。
- 香港乗り継ぎでもいいから、手頃な値段で高品質なサービスを受けたい人
- 海外感を機内でも味わいたいが一定のサービス品質は保証して欲しい人
基本的に日系のビジネスクラスに乗れば「良い座席」「良いサービス」を受けることができるでしょう。その点に関してはキャセイと同じです。
ですがキャセイは香港のフラッグキャリアでもあるため、サービスなどから海外の雰囲気を感じることができ、尚且つ高いサービスを提供してくれます。

私もパリに1週間滞在してヨーロッパの時間に慣れてしまったので、フライトのほとんどは寝ずに過ごしました。
香港に到着する6時ごろはヨーロッパでは夜23時くらいなので「到着間近になってやっと眠くなる」という感じでした。
もし気になる人は予め香港の時間に体内時計を調節しておくといいかもしれません。
とはいえ、一旦寝るとかなり質の高い睡眠が取れるので、エコノミークラスで寝たり起きたりするよりかはよかったです。
この記事が少しでもあなたの航空会社選びの参考になれば幸いです。
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