2024年の夏にキャセイのプレミアムエコノミーを利用してマドリードから香港まで移動しました。

この記事は以下のような疑問をお持ちの方にお勧めです。
- 長距離線を快適に過ごしたいのでプレミアムエコノミーを検討している
- キャセイのプレミアムエコノミーを長距離路線で利用した人の話を聞きたい
- キャセイのプレエコでは具体的にどのおようなサービスを受けることができる?
- ぶっちゃけエコノミーと変わらない?
私が実際にキャセイのプレミアムエコノミーを利用して感じたのは、「睡眠の質の違い」です。
ビジネスを予約する余裕はないが、それでも快適に移動したい方にお勧めだと感じました。
キャセイのプレエコ座席は長距離でも快適でした
繰り返しになりますが、私はマドリード→香港をキャセイパシフィックのプレミアムエコノミーで利用しました。
フライトの基本情報は以下の通り。
- 路線:マドリード→香港
- 飛行時間:12時間半
- 出発時間:11:05
12時間半というロングフライトにも関わらず、とても快適に過ごすことができました。
理由はやはり座席。
- 足元広々
- 深いリクライニング
- 座席配列
それぞれ解説します。
プレエコ座席の魅力1:足元広々

やはり足元が広々している座席というのは魅力的でしょう。
同じキャセイパシフィックのエコノミークラスと比較すると一目瞭然。

これだけでも長距離線での負担を大きく軽減することができます。
プレエコ座席の魅力2:深いリクライニング
キャセイのプレミアムエコノミーの座席はリクライニングを深く倒すことが可能です。
やはりフルフラットにはなりませんが、かなりの位置まで倒すことができます。
私はこの座席の背を倒した状態と、座席下部にあるレッグレストを併用することで、かなり質の高い睡眠をとることができました。
繰り返しになりますが、座席自体はフルフラットにはなりません。しかし、エコノミーのようにムズムズと体勢を捻ったりすることなく、快適に眠ることができました。
尚、キャセイのプレミアムエコノミーのリクライニングは後ろの人に直接影響が出るタイプです。JALのようにシェル型でリクライニングをしても後ろの人の邪魔にならないわけではありませんのでご注意ください。
プレエコ座席の魅力3:座席配列
キャセイのプレミアムエコノミーの座席配列は2-4-2。一方でエコノミーは3-3-3の配列。一列に座席一つ分少ないのです。
もしあなたがパートナーと旅行するなら壁側がオススメです。壁側は2席しかなく、他の人に邪魔されることがないからです。

実際、私はパートナーと一緒に旅行をして、壁側2席を取りました。結果、他の人の目を気にせずフライトを楽しむことができました。
座席まではスムーズでストレスフリーな移動

上記で一番特筆する座席について解説しましたが、キャセイのプレミアムエコノミーはその座席に到達するまでの過程も快適です。
一般的に座席に到達するまでには、以下のステップを踏む必要があります。
- チェックイン
- 保安検査、出国手続き
- 搭乗
キャセイのプレミアムエコノミーでは「チェックイン」と「搭乗」の場面で、専用のレーンが設けられているので、比較的早く煩わしい手続きなどを終えることが可能です。
いざ搭乗!まずはウェルカムドリンク
搭乗したらウェルカムドリンクと温かいタオルが配られました。
ウェルカムドリンクは、白ワイン(スパークリング?)、オレンジジュース、水から選べました。
これは成田からプレエコに乗った際はなかったサービスでした。長距離線限定ですかね。
毛布、メニュー、水、アメニティキットが置いてあったよ
ちなみに座席には予め色々準備されていました。
座席にあったのは以下の通り。
- 枕
- 毛布
- メニューカード
- アメニティキット
- ペットボトルの水
これも成田発のキャセイのプレエコには無かったもの。
アメニティキットの中身
アメニティキットの中身はこんな感じ。
- アイマスク
- 歯ブラシ
- 靴下
- 耳栓
特定ブランドのものではなかったと思います。
メニューカードはドリンクも
メニューカードは英語と中国語で書かれていました。
メニューの他にもドリンクの種類まで記載がありました。
プレエコの豪華な機内食(1回目)

メインコースが豪華になるのに加えて、ガーリックブレッドがついてきました。味は全部美味しかったですね。
JALやANAなどでもプレミアムエコノミーの座席はあります。しかし、機内食は通常エコノミーと同じです。(確か日系プレエコだとスナックが豪華になるくらいだったかな)
一方、キャセイの場合はエコノミーと差別化されています。特に長距離線の場合は、さらに豪華になっている印象。
また器が陶器製なのも個人的にはポイント高いです。
夜食・スナック
1回目の機内食と2回目の機内食の間にスナックをいただきました。
キャセイの長距離戦ではエッグタルトが食べれるらしいので楽しみにしていたのですが、エッグタルトは香港発の長距離線のみにあるようです。
仕方ないので、カップヌードルをいただきました。機内で食べるカップ麺ってなんでこんな美味しいんですかね。
プレエコの豪華な機内食(2回目)

2回目の機内食の時間がやってきました。時間的には朝ごはんです。
野菜オムレツを選択しました。こちらも温かいパンがついてきました。もちろん美味しかったです。
2回目は少し小さめのトレイで提供されました。
プレエコのトイレ、A350はエコノミーと一緒

私が乗ったプレミアムエコノミーはA350という機材。
A350のプレミアムエコノミーはトイレが後方にあり、エコノミーのお客さんと共同で使用しました。
ビジネスクラスだとビジネスクラスの乗客専用トイレとかあるんですけどね。プレエコはありませんでした。
プレミアムエコノミーに乗って分かったこと
エコノミーとプレミアムエコノミーはよく比較されがちです。

- 結局、椅子の上で眠るならエコノミーもプレエコも変わらないじゃない?
- 価格も大きく違うのにわざわざプレエコに乗る価値あるの?
上記は、エコノミークラスしか乗ったことのない友人が実際に言っていたことです。
私自身「一理あるな」と思いつつも、下記に自分が実際にプレミアムエコノミーに乗って感じたことを書き記します。
プレエコ座席を利用すると睡眠の質が違うことに気づく
長距離線をプレミアムエコノミークラスで旅行してわかったことなのですが、エコノミーで旅行した時と比べて睡眠の質が圧倒的に違うと感じました。
長距離線をエコノミークラスで利用すると、実際目を閉じて寝てていてもどうしても「あまり寝れなかったな」という感覚があります。
一方でプレミアムエコノミーは、座席上で寝ているため「完全に寝落ちして休んでいたな」という感覚にはなりませんが、「よく寝たなあ」と言ってあくびをするくらいには眠れました。
そして、エコノミーでは寝ても寝てもすぐ起きてしまい、時間の進みが異常に遅いなんてこともあったります。
私がプレミアムエコノミーを利用した時は、結構快適に眠ることができ、起きた時には何時間も経過していたということが結構ありました。
価格に見合っているか

キャセイのプレミアムエコノミーの値段はおおよそエコノミーのチケットの2倍。価格が約2倍は「ちょっと高いな」と正直感じました。
アップグレード可能なエコノミークラスのチケットを購入して、マイルでアップグレードする方法が一番安くすみそうです。
キャセイはエコノミーでもある程度は快適なので、若い人とかで「多少快適性を損なっても問題ない」っていう人はエコノミーでもいいかもしれません。
ちなみに日系の航空会社だと大体プラス10万円くらいでプレミアムエコノミーって感じです。
キャセイのプレエコで快適な空の旅を!
キャセイパシフィックのプレミアムエコノミーは価格は多少するものの、特に長距離路線で真価を発揮するクラスだと感じました。
というのも、長距離線にしかないサービスがあり、エコノミークラスよりも少し豪華な体験を得ることができるからです。
例えば、
- アメニティキット
- 少し良い毛布
など。
またエコノミーと比べて座席自体も広く、睡眠の質にも差が出ていると感じました。
キャセイのプレエコは多くの路線で取り入れられていますので、もし検討されている方がいたら一度くらいは乗ってみても良いのでは?
この記事があなたの旅行の一助になれば幸いです。
コメント